学びになるだけでなく、 「楽しかった。また来たい。」 「今回行けなかったけど、次こそは行きたい。」 そう思わせるようなカンファレンスにしたい。
🔷 セッションは魅力的!でも、それだけでいいのか?
EMConf JP 実行委員会のパウリです!
昨年に引き続き、 EMConf JP 2026 も大盛況に幕を閉じましたね!


さて、 今年もセッション内容、めっちゃ良かったんじゃないでしょうか
今年は昨年からセッションルームを1つ増やした上でも、倍率は20分枠:約17倍、40分枠:6.5倍と、そんな狭き門を潜り抜けた珠玉のセッションたちでした🔥
🗣️ EMConf JP 2026 トーク採択者確定 🗣️
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2025年12月10日
40分枠は6.5倍、20分枠はなんと約17倍となり、昨年に引き続き今年の採択も難航しました...🫠
ご応募いただいた皆さま、盛り上げていただきありがとうございます🔥
採択されたトークなどの情報はこちらから⬇️https://t.co/srsbKXvDqf#emconf_jp
採択されたトークはどれも素晴らしい内容で、開催後のアンケート結果では93.9%の方が良かったと感じていました✨
タイムテーブルにも休憩しながら見れるギリギリのセッション数を詰め込みました💦
「そろチェキした後、話すのが難しかったです」
昨年も募集状況からセッション内容が期待できることは明らかだったので、これを聞くだけの設計ではなく、自主性や関係性構築もしてほしいと思い「そろチェキ」という、ネームカードにある割印を合わせてチェキを撮ろう!って企画をしました
コミュニケーションスペースでは、参加者同士で「繋がる」ためのそろチェキ企画を開催!
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2025年2月27日
プレーリーカードで自己紹介をし合うか、ネームタグにある「割り印」がピッタリ合う人とチェキを撮影しましょう📸#emconf_jp pic.twitter.com/V1WkFIRMf0
ただこれに対してのフィードバックで、
「知らない人ともチェキ撮ってみたけど、共通点や話題を見つけて話し続けるのが難しかったです」
という声がありました。
確かに「ネームカードの柄が揃っただけ」という繋がりで一緒にチェキを撮るというのは、話すきっかけ作りはできるかもしれないですが、その後話し続けるフックとしては弱いかもしれないと気付かされました...。
ここから「自然と人が交わる仕掛け」の設計へと意識が向いていきました。
ちなみにこのチェキについて、元々仲の良い方や、WEBで繋がってなくてEMConf JPで初めて話した方が記念としてチェキを撮ると盛り上がっていたので禁止という形にはせず、今年は当日スタッフの提案により、記念パネルとチェキを持って会場を歩き回るという形での実施となりました🚶
最高!
カンファレンス中、チェキ部隊が練り歩きます!
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2026年3月4日
ぜひ、記念にチェキを撮りましょう📸
#emconf_jp pic.twitter.com/GQwUKkjeP7
オフライン体験の質が問われる
さらに、どんなに良いセッションがあっても、物理的な参加を忌避されてしまっては元も子もありません。
「混雑しすぎて動きづらかった」
「知り合い同士が喋っているだけで、楽しみきれなかった」
「荷物の出し入れが多く面倒だった」
などと思われてしまったら、「わざわざオフラインで開催する意味はないんじゃ?」となってしまうかも...。
オフライン開催ならではの温度感・体験を提供するのと同時に、オフラインならではの面倒ごともなくしていきたい🔥

「楽しかった。また来たい。」を個人の胸の中で終わらせない
昨年に引き続き今年も開催し、また懇親会では「来年も開催するぞ宣言」がされました🔈
今後も年々開催されていくとなると、リピーターの方も楽しみつつ、毎年やるなら、常連だけが楽しい場になるのは避けたい。
毎年コンテキストが蓄積されていき、それを前提としていくと排他的になってしまう。 初めて来た人が「なんか入りづらい」と感じた瞬間、多様性が失われかねない。
だからこそ、参加者同士だけでなく、参加していない人とも EMConf JP をつなげたい!
🔷 EMConf JP 2026 で続けたこと、新しくやったこと
「わかるー!ウチもこんな状況で〜...」コミュニティで話が盛り上がる時
実際に何をやったかに入る前に...
私は EM Oasis をはじめとしたコミュニティでの活動や、勉強会イベントで話していく中で、EMとしてついついやってしまう行動や考えなど話している時に盛り上がりを感じました。
「あの人でも、ついついこれやっちゃうんだ」「やっぱこれ難しい課題なんだ」と共感を得たことから、「じゃあこれも...」と話が広がっていく...。 その流れで、ともに雑相(ザッソウ)のように課題に対する改善策について話されていったりと、ただ楽しいだけでなく、難しい課題にともに取り組む空気がそこにはありました。
そんなゆるく話せる環境を作りつつ、その共感を参加者だけでなく、参加できなかった方にも届けるべく思わずシェアしたくなる仕組みづくりをカンファレンスでもできないかしら?
「EMのそういうところ展」の爆誕💥
そこで、某有名展示会から着想を得て、「EMのそういうところ展(以後:ところ展)」が爆誕しました。
「EMのそういうところ展」掲示のお知らせ🔈
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2026年3月4日
略して「ところ展」☺️!
アンカンファレンス & 休憩スペースにて、EMの生態を大解剖?した日常をパネルにして展示中!
あなたの共感するパネルを探し、「 #EMところ展 」のハッシュタグもつけて投稿してみましょう!#emconf_jp pic.twitter.com/PkvcdsjbWa
EMが頑張る空気作りや、ついついやってしまう振る舞いなど、「あるある〜」な話題をゆるいイラストとともにパネル形式で掲示してみました! これにより、
- オフライン開催ならでは感
- 参加者同士の会話のきっかけ
- 会場の様子をSNSへ投稿するきっかけ
- セッション・会話疲れした時にも休みながら楽しめる
が実現できました!
ところ展のひろがり 〜楽しい空気は休憩室から飛び出していく〜
さらに、ただ展示するだけでなく、自由記入もできるホワイトボードも用意しました! 結果、想定していなかったEM仕草がどんどん書き込まれた。ホワイトボードの前で足を止めた人同士が、自然と話し始める...。

さらに先述したチェキ企画ともコラボできるよう、自分自身がところ展のパネルになれる顔ハメパネルを作成し、2〜3人で一緒に枠の中でポーズを取って撮影できるようにしました。
#EMのそういうところ展 フレームで記念写真を撮ってくださいね!
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2026年3月4日
#emconf_jp pic.twitter.com/4MppdF2Dj2
SNSでもワイワイしてくれた!
EMじゃないけど、普段のマネジメントでやってる事や思ってることが半分以上当てはまって笑ったw #EMところ展 pic.twitter.com/ko8uLzqXct
— ゆづる@技術書典20「き16」 (@moriga_yuduru) 2026年3月4日
わかる…どきどきする#emところ展 #emconf_jp pic.twitter.com/wR2fq9OtKM
— ゴロウ (@gorou_178) 2026年3月4日
ところ展のこれ好き #emconf_jp pic.twitter.com/ZlIgzaek5T
— ひらったー (@khirata_com) 2026年3月4日
これで EMConf JPに来たことがない人のタイムラインにも、EMの興味関心だけでなく、普段口にはしない日常も流れたかも?

実際にフリー入力コーナーに立っていると、こんな光景が生まれました。知り合いが来て話し込む。そこにまた別の知り合いが来る。気づいたら、知らなかった人同士がつながって話し始めている。人と人との接点を生むきっかけになったのは、まさに意図通りでした。

結果として...
アンケートの「よかったと感じた企画」では40.1%とセッションに次ぐ2位を記録 🎉
一見、おまけ企画に見えるかもしれないですが、学びになるだけでなく「楽しい」が付随すること、これは私にとっては Must でした。
SNS ―EMConf JPに興味を持っている方へ常に最新の情報を届け続ける
私自身カンファレンスに参加する中で、カンファレンス内の情報をどこで得ていたかというと、SNSでハッシュタグや公式の投稿をみて、移動したり次の行動を決めていました。
また、実は昨年のアンケートで「参加しようと思ったきっかけ」のうち、なんと 57% の方が「SNSを見て」だったんです!
そのため公式アカウントでは開催前だけでなく、開催中もスタッフ協力のもと定期的にSNSを更新し、お知らせを伝えるだけでなく、会場内の動きを SNS 上でも表現していました。
EMConf2026🎉
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2026年3月4日
まもなくオープニングが始まります!
座席には限りがあるので、お早めにお越しください!#emconf_jp #emconf_jp_a pic.twitter.com/eKU2rXCRHk
アンカンファレンスの枠が埋まりました!
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2026年3月4日
興味あるテーマのときにぜひ、お気軽にお越しください。個人の学びなどを元にして「繋がり」を広げ、対話の中で「増幅」しましょう💪#emconf_jp pic.twitter.com/QKOnZETMdJ
こちらはブース部屋!
— EMConf JP オフィシャル (@emconf_jp) 2026年3月4日
各ブースのコンテンツを回ってみるのもカンファレンスの楽しみ方の一つですね!#emconf_jp pic.twitter.com/c9BqMoyDQF
これにより、セッション毎のアナウンス、Ask the Speaker、サイン会のスケジュール、アンカンファレンスなど会場内で今何が起こっているのかを俯瞰的に見れるようにし、参加していない方でも会場の雰囲気を感じ取ることができました(と思います!)
EMconf、現地参戦は叶わなかったので、ハッシュタグを全力で追いかけてます。(めちゃ楽しい)
— 辻井 耀 / リンクアンドモチベーション (@DShuhari) 2025年2月28日
登壇者の方のスライドはもちろん、実況ポストも内容が濃くて、密度がすごい。素敵なイベントだなぁ。画面越しでも現地の熱狂が伝わってきて、刺激を受けてます。来年は絶対参加したい。
#emconf_jp
ネームカードとサイネージの設計 ―手荷物ゼロで情報にアクセスできる仕組み
これまで私が参加してきたカンファレンスでは、パンフレットを別途配布されて、その中に会場マップやタイムテーブルが載っていることがありました。
ただ私はズボラなので、バッグの中に押し込んで結局そのまま出すことはないまま...。ってことが多々ありましたw
そのため、今回の EMConf JP 2026 では「手荷物を増やさず、手元ですぐ情報を見られる状態」を目指しました。
解決策は、ネームストラップへの情報集約です。
使用頻度に応じて、ホルダー内と別添カードに分けて設計しました。
| 配置 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| ホルダー内(表面) | 名前・プレーリーカード・名刺 | 常時見える必要がある |
| ホルダー内(裏面) | 全企画の説明 | 一度読めば十分。出し入れ頻度が低い |
| 別添カード(表面) | ブースラリーのスタンプカード | シールを貼るため頻繁に取り出す |
| 別添カード(裏面) | 会場マップ | すぐ確認したい |
さらに細かい話ですが、首から下げた状態でカードを裏返して会場マップを見たとき、天地が逆さまにならないよう印刷の向きまで設計しています。
パッと確認したい参加者(私)は、少しの負担でもストレスに感じることが想定されたので、一瞬も手間にならない状態にしたかったためです。



ちなみに、当初はネームカードの裏面や別添カードに各セッションルームのタイムテーブルも載せることを検討しました。
ただ 3 セッション分の情報をポストカードサイズに収めるのは無理があるし、「この部屋であっているっけ?」と確認したくなるのは、部屋の前に立ったときです。
そこで、各セッションルームの前にサイネージを設置し、その部屋のタイムテーブルを表示するようにしました。 (実現したのは 941 さん)

いちいちWEBページを開いて確認しなくても、部屋の前に行けばわかる状態、これも楽ですよね。
(…とかっこよく言いましたが、デザインをギリギリまで粘っている中で会場視察に行き、活路を見出した結果だったりしますw)
企業やプロダクトから外れた環境での「場の設計」が EM の地続きなスキル?
EMの仕事は、管掌範囲の組織が最大限の力を発揮できるような環境を整えることだと考えています。
その中には開発プロセス改善やらチームビルディングやら育成・評価やら、時には採用などなど... 時に間接的に、コードを直接書く以外の形でも、組織の地力を高めていくこともあります。
マネジメント業務を続けていくと、管掌範囲の拡大、組織の自律性向上、マネージャーの育成など、組織課題を直接解決することから間接的へ、つまり徐々に支援対象の課題解決を促す「場を設計する」こともスキルとして必要になっていきます。
チーム内で本音を吐露する場の設計。そもそも本音を吐けるような関係性構築の場の設計。チーム外との連携を円滑にするための場の設計...。
「このままでいいか」ではなく「もっと良くできないか」と考え続ける。その姿勢がイベントの体験に表れている ...と信じています。

そして忘れてはならないことがあります。そもそも開催できること自体がすごい という事実です。
実行委員だけでなく、開催に携わったすべての関係者が場を成立させている。 見えない準備と調整の積み重ねがあります。 関係者への敬意は、どれだけ強調しても足りません。

来年のEMConf JPへ向けて ―あなたの意見を聞かせて!
「ここに来たい」と思ってもらえる場は、一度の成功では作れません。毎年少しずつアップデートしながら、参加者との信頼関係を積み上げていくものです。
最後に、この記事を読んでくださったあなたに問いかけたいことがあります。
あなたが参加した「場」で、「またここに来たい」あるいは側から見て「そこに行きたい」と思ったきっかけは何ですか?
その答えが、来年の EMConf JP を作ります。
新しい顔と知った顔が混ざり合うあの瞬間を、また作りたい。
また来年、あなたに「またここに来たい」「そこに行きたい」と言わせて見せます。


